なおとおかねの話

お金の事を考える時間

従業員持株会~その5~

どうも なお です。

今回は従業員持株会のデメリットについて考えていきます。

1つ目は流動性リスクです。メリットでもお話ししましたが、資金拘束があり使用したい時までに用意するには計画性が必要です。突発的な支出のカバーにはなりにくいと言うことです。

2つ目は変動リスクです。上がるメリットがあれば下がるデメリットもあると言うことです。勤務先の業績をそこで働く本人の目で考えることが出来ることが回避する手立てと言えるかもしれません。上記の突発的な支出の際に下落している可能性は大いに有りえますので、併せて注意が必要です。また、株価の下落は業績の悪化を意味しますのでボーナスが減り、残業が抑えられて収入が減り、家計の足しにしようと持ち株を売却しようとしても株価が下がっているので得られる金銭は少なくなることでしょう。

3つ目は倒産リスクです。倒産してしまうと株式は何も意味を持たなくなります。収入と金融資産が1度になくなるわけですから、家計どころか人生の一大事となってしまいます。2つ目のリスクと併せて自分の人生が会社の進退に大きく依存した状態になります。

最後に4つ目は付き合い(?)です。上司や先輩に勧められて始める方もいるようです。絶対的に悪いものではないですが、そんな方のためにメリットを紹介しました。ワケわからないままやるのではなく、理解してお金を使う為にです。リスクが大きいのでやりたくないが付き合いの為なのであれば拠出額は最小限にするべきです。また、売却時に売らせないようにする会社もあるそうです。昇給昇格に響くだとか売却後の扱いが悪くなったりだとか。売却されると株価が下がることを懸念してのことと思います。こういう環境だと運用と呼べません。そんな半強制な積み立て売却不可なブラック企業は仕事を変えた方が利益が出るのではないかと思います。

 

色々と考えてきましたが、結局のところ投資は本人次第なので今の状況とライフプランを考えて投資(手段)を選ぶのがベストだと思います。色んな武器の使い方を学び、敵に合わせた武器選びが出来るようになりたいですね。

 

読んで頂いた方、ありがとうございました。ご指摘やご意見ございましたらお気軽にコメント頂ければと思います。