なおとおかねの話

お金の事を考える時間

従業員持株会~その4~

どうも なお です。引き続き従業員持株会について考えていきます。

メリットの5つ目ですが、ESOP制度の導入です。ESOPとは持株会が予め株を購入し、従業員の積み立て時にその時の株価で株を提供します。購入した株を提供し終えた段階で持株会が値上がり益を得た場合は積み立てた従業員へ再配分する仕組みです。値下がりしていた場合は、会社負担となります。

期待できるメリットとしては、やはり再配分の可能性があることです。再配分があると言うことは株価が上昇し平均買い付け額が上がっていることになりますので、保有株数の足しになってくれることでしょう。

ただし、再配分時も株価が上がったままだと獲られる株式も少なくなってしまいます。あまり大きなリターンは見込めませんが、そもそもESOPが導入されていなかったら再配分なんてないのでプラスにしかなりません。そもそも業績がいいならボーナスの数字がよくなるわけですからね。

私の勤務先の持株会は失敗しにくい(元本が割れにくい)仕組みになっていると思います。

逆に再配分がなかった場合は損失分を会社が負担します。業績が悪いなどの要因で株価が下がった訳ですから更に負担が増えることになります。取得株数が増えて嬉しい気持ちより会社大丈夫?の心配があるかもしれません。この会社の負担は持株会をしていない従業員も間接的に負担することになるので拠出していない方からすると不公平に感じるかもしれません。

10年以上勤めていますが、昔と今を比べた時に未来は今よりちょっとよくなっているのではないかと思えるので持株会を続けています。ESOPも再配分になると思っています。

 

メリットの6つ目は紹介料ですが、他の従業員へ勧めて紹介者になるといくらかの報酬がもらえます。少しの金額なので大したメリットとは考えていません。

今まで貯金しかしてこなかった方達に、投資へ興味関心を持ってもらうことを最大の目的に案内をしています。胡散臭がられたり、がめつい守銭奴みたいに思われましたが、入会頂けるとモチベーションが上がります。リスクもあるので話を聴いて貰えただけでもいいのですがね。

 

iDeCoもNISAも知らない人が、将来のお金のことを考えていない人が、貯金が貯まらないとかお金がないと言っていることにもやもやしてしまいます。

 

読んで頂いた方、ありがとうございました。ご指摘やご意見ございましたらお気軽にコメント頂ければと思います。